ナレナビ

活用ガイド / 管理・利用分析

誰がどれだけ使っているかが分かる 管理者向けの利用状況ダッシュボード

生成AIの導入は、使われ続けてはじめて成果になります。誰がどれくらい、どんな使い方をしているか——使用状況ダッシュボードとチャットログ管理で、社内展開と改善のサイクルを回す方法をまとめました。AI推進のご担当者向け。

導入から半年。最も困るのは、「入れたのに、誰も使っていない」と気づく瞬間です。しかも、気づくのがたいてい遅い。ナレナビの管理メニューには使用状況ダッシュボードが標準で備わっており、誰がどれくらい、何に使っているかをいつでも確認できます。手を打つのは、数字を見てからで間に合います。

まず全体をつかむ:4つの主要な数字

ダッシュボードを開くと、期間内の利用が4つの数字にまとまっています。期間は「昨日/過去7日間/過去30日間/今月/先月/カスタム期間」から切り替えられます。

使用状況ダッシュボード 期間: 過去30日間
合計コストユニット 12,480 上限使用率 62.4%
合計トークン 48.2M 入力 31.5M / 出力 9.8M
呼び出し回数 9,214 期間内のLLM呼び出し数
アクティブユーザー 312 期間内に利用したユーザー数
使用量の推移 入力 出力 キャッシュ 呼び出し回数

合計利用量は組織の上限に対する使用状況、実際に使った人数は期間内にツールを使った人の数。数字の推移で「定着してきたか」がひと目で分かります。

積み上げグラフでは、トークンの内訳(入力・出力・キャッシュ)と呼び出し回数の推移を日次で追えます。導入直後の立ち上がり、研修後の伸び、連休明けの落ち込み——施策の効果がグラフに現れます

何に・どのモデルで・誰が使っているか

「使われている」の中身も分解できます。内訳は、用途別・モデル別・ユーザー別の3つの軸。

使用量の内訳 期間: 過去30日間
用途別 問い合わせ回答 41% ファイル生成 26% ドキュメント埋め込み 15% Web検索 10% 検証・テスト 8%
モデル別 Gemini 3 Flash 44% GPT-5.1 31% Claude Opus 4.8 25%
ユーザー別 匿名ユーザー 32% 匿名ユーザー 24% 匿名ユーザー 17% ユーザー名は保護されています
  • 用途別 — 問い合わせ回答・ファイル生成・Web検索など、業務単位の利用量。AIがどの業務にどれだけ稼働したかが分かります。
  • モデル別 — どのモデルがどれだけ使われているか。軽いモデルへの切り替えなど、コスト調整の判断材料になります。
  • ユーザー別 — 部署展開の偏りを把握。名前は初期設定で保護されます(後述)。

回答の品質は「フィードバック」で見る

利用者は回答に「良い・悪い」の評価を付けられます。管理者はそれを評価の集計で確認できます。

フィードバックサマリ 期間: 過去30日間
799合計 満足率99.9% Bad率0.1%
エージェント別 (Top 5) 名前合計Bad満足率 社内規定アシスタント 312 0 100% 営業支援エージェント 245 1 99.6% サポート回答支援 158 0 100%

Bad が付いた質問は「資料が足りない箇所」を示すサイン。エージェント別・モデル別の上位5件で、どこを直せばよいかまで絞り込めます。

プライバシーと監査を両立する

「管理者が見える」と「従業員のプライバシー」は、権限設計で両立します。ナレナビのチャットログは初期設定では名前を伏せて表示です。

チャットログ管理 既定でマスク表示
日時ユーザーカテゴリプロンプトFB 07/10 14:22 ●●●● ●● 社内規定 在宅勤務の申請期限は? 07/10 11:05 ●●●● ●● 営業支援 A社向け提案骨子のドラフト 07/09 17:48 ●●●● ●● サポート 返品時の送料の負担区分

一覧・詳細ともユーザー名は名前を伏せた状態が初期設定。実名での閲覧は「実名で閲覧(マスク解除)」という別権限で、監査担当など必要な人にだけ付与します。

改善サイクルの回し方

1

週次で主要な数字を見る 所要5分

実際に使った人数と呼び出し回数の推移を確認。伸びていない部署があれば、そこが次の展開先です。

2

Bad評価の質問を確認する 足りない資料を特定

評価の集計からBadの付いた質問をたどり、「答えられなかった理由」を確認します。多くは参照資料の不足です。

3

資料を足す・テンプレート化する やることはシンプル

足りない資料をデータベースに追加。よく使われる聞き方は、テンプレートとして全社に共有します。

4

翌週、数字で効果を確かめる 改善が見える

同じダッシュボードで満足率と利用量の変化を確認。数字が動けば、その施策は正解です。

使われ具合が数字でわかるので、改善を続けられます

導入して終わり、にしない。データを見れば、次に何をすべきかが分かります。

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